実は今がお買い得・・・・?
これと同じことが特許の世界にも言えるようです。おもしろいなー、と思った記事はこちら:
http://www.insidecounsel.com/Issues/2009/March%202009/Pages/Sales-Savvy---.aspx
このInside Counselという雑誌は、弁護士さんやら、あと、アメリカで社内弁護士をしてらっしゃる方などが読んでいる雑誌です。この記事をご覧頂くと、以下のことが書かれています:
・色々な企業が現金獲得のため、特許を売りに出している。今なら、市場でいつもよりいい特許が手に入る可能性が高く、また、購入価格も抑えられる可能性がある
・とはいえ、どのような方法で売却を図るか、が重要。公開オークションがいい場合もあれば、カスタムメイドの売却代理サービスの方が高く売れる場合もある。売り手は色々な売却アプローチを検討した上で決めること
なるほどー、っちゃあ、なるほど、です。実際、以前このブログでも紹介した公開オークションで売ろうとして売れず、カスタムメイドの売却代理サービスで満足いく結果が得られた売り手の例なんかも掲載されていておもしろいです。
こうした売り方の選択はなかなか難しいものがありますが、どこの代理会社でも複数のメニューを準備しているんでしょうから、特許内容、予算や売却希望額を問い合わせて、「どのメニューで売るのがいいと思う?」と、聞いてみるのがいいのかもしれません。売る側から一本釣りである方法で売るぞ!と、決めてしまうと、ほんとはもっと高く売れたのにー!ということにもなりかねませんね。
一方、買い手にとっては、どうも今が間違いなくお買い得のようです。この世界的不況で日本ではもう東京大阪出張どころか、建屋から出ること禁止、というくらいのコスト削減が行われていますが、こういうときだからこそ、良い特許が市場に出ている、というのもうなづけます。どこの企業も今はしんどいところですが、あえて今だからこそ、市場に出ている金の卵を買う機会を逸さないようにしたいものです。みんながコスト削減しているからこそ、あえて違うこともしてみる、というのは一つの差別化で勝つ手法かもしれませんね。
まだ出張後のフォローアップ仕事がヤマのように・・・(泣)。しかも年をとればとるほど、時差ぼけが抜けません。はあ・・・。と、いうことで今日はこのヘンで。