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米国知的財産権日記

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ブランチ大好き♪

今週はマジで暑かったです。。。毎日90度!日本ほど湿度は高くないので文句言っちゃあいけないレベルですが、何が辛いって、エコ感覚のないアメリカ人の冷房。。。外は90度、オフィスは激寒でストールとかはおってないとほんとにさぶい。。。こりゃ体壊しますぜ。

そんな中、シカゴの恒例イベント「Taste of Chicago」も開幕です。約1週間程度、オバマ大統領の勝利演説が行われた場所でもあるグラント・パークでシカゴの名物料理の屋台が出ます。とにかく、すんごい人!ニュースで見るだけでも大変そう。人ごみが嫌いなグータラものの私はこうなると「今行かなくてもいいぢゃん。」と思ってしまいます。そして大阪生まれの大阪育ちのクセに「いつでもいけるからいいじゃん。」ということで天神祭もユニバーサル・スタジオ・ジャパンも行ったことがない。そのくせ、東京ディズニーランドは10回近くいっるし、神田祭もいったから人間っておもしろいもんです。

平日に気が向いたらTaste of Chicagoも行ってみようと思ってますが、週末はゆっくりとウチの人とブランチが楽しいです♪今日はうちの近くに新しく出来た「Yolk」という朝ごはん屋さんに行ってみました。もともと、ダウンタウンの南側に出来たお店で、すごく評判になって2軒目を北側に開業。メニューを見ると「voted as best in town!」ということでエッグ・ベネディクトが一押しっぽい。b0149998_9192848.jpg私もウチのもエッグ・ベネディクトが大好きなところにここまで書かれちゃあ、これ食べるしかないでしょう!ということで二人ともエッグ・ベネディクト。ウチのはこれにグレープフルーツ・ジュース、私はオレンジ&ストロベリー・ジュースにしてみました。さて、best in townかどうかは抜きにして、これ、おいしー♪ソースが普通のよりスパイシーです。元シェフのウチの人は「ソースにすごいレモンが入ってる」と言ってました。へー、そうなの?レモンはわかんないけど、スパイシーでおいしー♪

フルーツもたくさんついてて満足です。でもお腹一杯でフルーツとポテトはちょっと残してしまった。。。ああ、もったいないお化けが出る!!お店の内装はウェブサイトでも見れますが、ウチの人は「ねーねー、IKEAでご飯食べてるみたいな気がしない?」おお!!それは正しい!青と黄色の内装、そしてシンプルなテーブルとかがすんごいIKEAっぽい。

実は昨日の夜は、このYolkにも近いGraham Elliotというレストランに行きました。テレビでここのシェフが料理してるの見たらおいしそうだったもので。。。で、行ってみたらほんとにおいしかったんですよ。お腹すいてたから写真取るの忘れてがっついちゃいました。すんません。。。。私は豆のスープと、walleye、ウチのはフォアグラとhalibutを食べましたが、ほんとにおいしい!豆のスープには浮きみとして「ラベンダー・マシュマロ」が入ってましたが、ほんとにラベンダーの匂いがする~~。かわいい~~♪あ、でも、料理の割りにデザートがちょっと。。。料理ですんごい期待値があがってるところにデザートが普通だとこうなるか。やっぱり期待値コントロールは大事です。

最後に、私にとってのシカゴ・グルメを紹介すると、ウチのが作ってくれるミニ・バーガー(笑)。b0149998_9201255.jpgこの写真ではやはりお手製のフローズン・ダイキリもついてます。(シャンパングラスにフローズン・ダイキリ入れると、むちゃくちゃ飲みづらいんですけど、いいグラスがなくて。。。今日Crate & Barrelで買いました♪)このバーガーはブルーチーズが入ってて、そして上にのったcaramelized onionがまたウマし!どこにも売ってないけど、これが家で食べられて幸せです♪
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by suziefjp | 2009-06-28 09:23 | シカゴグルメ | Comments(0)

パワポの迷宮

今日のトピックは知財じゃなくて、もっと一般的なお話です。先週、複数の方が社内の資料作りで苦労している、、、というメールを下さったのでこのトピックを思いつきました。題して「パワポの迷宮」。よく考えればパワポなんぞが無い時代のほうがよっぽど資料作りがラクで良かったですよねぇ。

私はパワポを経営コンサル時代の師匠に教えてもらいました。金科玉条は以下です:
1. 1枚のスライドに大切なメッセージは一つ。たくさん詰め込まない。
2. 色を使わない。強弱はシェードの濃さで調整。
3. 小さすぎるフォントを使わない。最小でも12ptが限度。

結構「えっ?」って思う方がおられるかもしれません。それぞれ理由を説明しますね。

「1枚のスライドにメッセージは一つ」
パワーポイントはプレゼンテーションツールであって、ワードではないんですね。聴衆がいてなんぼのプレゼンテーションですから、とにかく簡潔明瞭、言いたいことをズバッ!と届けることが大事。たくさん詰め込みすぎると聞き手は「で、結局ナンなの?」と混乱してしまいます。
私が勤務していたコンサルティング事務所では、通常一番上で皆さんがタイトルとかを書くところに、そのスライドで言いたい一番大切なメッセージを文章で書くよう教わりました。そして、そのメッセージをサポートする分析や事実がそのスライドにくる、と。これは役員とか忙しい方の時間は限られていて、細かい中身を見る時間が無いことが多い、プレゼンテーションの上の文章だけをつなげて見てもらえばこのプレゼンテーションで伝えたいことが分かる、という構成にすべし、というものでした。実はこのアプローチ、今でも使ってます(笑)。とても便利。結構メッセージがないままスライドを埋めるケースもあるみたいですが、最初にメッセージを考えることでムダなものが入ってきません。

「色を使わない。強弱はシェードの濃さで調整。」
これは私が教わった中でもベスト3に入る大切な教えです(カラープリンターメーカーさん、ごめんなさい。。。)色を使わない理由は二つあって、一つは人によって色の好みが違うから。赤が好きな人もいれば赤が嫌いな人もいます。すると、ある部分を赤に塗ることによって、人によってその部分の受け取り方が違ってしまい、聴衆に統一したメッセージを伝えることが難しくなります。なので色は使わない。もう一つの理由は「ここを何色にするか考える時間が無駄」というものです。これ、真理だと思いませんか・・・?

「小さすぎるフォントは使わない。最小でも12ptが限度」
これも私にとってはとても大切。フォントをある程度の大きさに維持しようと思うと、無駄なことは書けません。すると、本当に大切な部分ってなんなの?と、考えぬくことができるんです。こういう制限を自分につけておかないと、「考えない」でテキトーに書いちゃうかもしれません。でも、制限があるから「本当に自分が言いたいこと、言わなきゃいけないこと」だけが最終的に紙面に残ります。実はここ、リスク判断でもあるんです。アレも言わなきゃ、コレも言わなきゃ、あとで抜けてたっていわれたら困る、とか思ってるとできないんですね。でも、制限があるからこそ、自分が優先してこのスライドで言わなきゃいけないことだけに絞り込めます。優先順位づけは決断であり、リスクをとることでもあります。パワポの練習をするだけでもこういう経営に必要なスキルを磨くことができるなんてステキじゃないですか!?

さて、もし、皆さんがこれを気に入ってくださって実践してくださったとしましょう。ここで一つ、問題が出る可能性があります。皆さんの上司に経営スキルが十分でないと、いくら皆さんがこういうアプローチでやったとしても「こんなもん全然ダメだーっ!」とつき返されるというとても不幸なことが起こります。

リスクをとれない上司だと、「アレが抜けてる、コレが抜けてる、なんで無いんだ」とか言い出します。中身よりもどう見えるか、だけを気にする上司だと「白黒なんて地味で目立てない、もっと色をつけろ、色を!」と言います。そもそもそこに何の意味があるのか全く分かりませんが「社長への報告は1枚って決まってるだろ?全部を1枚に詰め込んでくれなきゃ社長にはもっていけないよ。」と言う人もいます。そもそもその1枚ルールって何の役に立ってるのか考え直した方がいいんじゃないかと思いますが。。。とっても忙しい社長は1枚しか見れないからフォント6ptくらいにして全部つめこめ、と?そりゃ車で移動中とかに6ptの文字とか全部読むほうがよっぽど大変じゃないかと思いますが。。。優秀な社長にしたら全部入ってるより大事なことだけを簡潔に伝えてくれて、各部門責任者が自分の責任で動いてくれる方がいいんじゃないかなー・・・。

こういうのは正直なところ、トップダウンで変えていくしかないんです。。。社長が「なんでこんな余計なことたくさん書いてるの?」という人であり、かつ、書いてなかったことでも潔く責任を取ってくれるような人であればみんなその方向に動き出します。でも、社長が「僕は聞いてないよ!誰の責任だ!」と社内で騒ぐような人であれば、みんな保身のためになんでもかんでも詰め込みますから絶対変わりません。「○○君のプレゼンは色がきれいで華やかでいいよね!」とかバカコメントをする社長であれば、みんな必死で色付けします。もう社長の好きな色調べてカスタム色とか作ってたら爆笑モノです。そして役員は自分の部下に対して同じように「僕は聞いてないよ!」とか「地味だよ、地味!」とか言うから悪循環です。たまにいい役員の方がいても、社長がダメだとその役員が苦労しちゃいますし、これはイケてない上司をもってしまったイケ照る社員共通の悩み。こういう文化を変えるには本当にトップダウンしかありません。社長業の影響ってすごいですよねー。社長がイケるとイケるようになるんですね。部門でもトップが変わることでその部門全体の雰囲気が変わったり、というのは珍しいことじゃないですよね。人の上に立つ、ということはそれくらい影響が大きいことで、生半可な覚悟じゃできないんだな、と思います。その影響力だけを楽しんで部下が次々に不幸になっているケースも多いですし、逆にトップが変わってすごくハッピーになった方とかもいらっしゃいます。

とっても優秀な人達がこういう資料作りで何回もやり直し、とか徹夜、とかいう話をおうかがいするたびに切なくなります。その優秀な頭脳と時間をもっと違う形につかってもらったほうが絶対日本のためにはいいのに。。。もったいない話です。寂しいなあ。
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by suziefjp | 2009-06-24 02:49 | 知財経営 | Comments(0)
今日のニュースはもう絶対これ。オバマ政権が米国特許商標庁(USPTO)の新たな長官を指名する意向を示しました。そのお相手はDavid J. Kappos氏。ご存知の方も多いかもしれませんが、彼はIBMのヴァイス・プレジデントであり、アシスタント・ジェネラル・カウンセルです。この人はIBMの特許、商標管理の責任者であり、また、American Intellectual Property Law Association、Intellectual Property Owners Association、International Intellectual Property Societyのボードメンバーでもあります。私は特許持ってないけど、一応Intellectual Property Owners Associationには入ってます♪

いやー・・・・。ヤル気の差を見た感じ。日本では特許庁長官はずーーーと経産省の方がつとめておられますが、それが悪いってんじゃないですよ??実際、素晴らしい長官だった方もたくさんおられますし。ただね、これだけの世界的不況の中で、審査バックログを減らし、特許制度を現代化し、特許法の改正に取り組み、そしてグローバル市場で知財で勝つ、ということをやるために投入する人材、としてすでにこの指名の意向は米国内の各方面からすごい歓迎されてます。

IBMといえば毎年多数の特許を取得、ライセンスで巨額を稼ぎ、そして棚卸活動も大胆に実施し、、、と知財の世界では絶対ベンチマークされる企業ですよね。そこの知財トップがUSPTO長官ですよ!!すーーーごーーーいーーーー。本気度というか、やるときはやるで!というのがこのアメリカの強さでしょうか。日本大好きな私としては、こういうのを見るたびに、「どうする、ニッポン!」と考えてしまいます。日本を見たときに、問題は二つでしょう。一つは「それは前例がない」ということでそもそも実務家を候補として検討することはありえない、ということと、もう一つは指名されたほうがこの巨大な責任を受けるかどうか。うーん、、、両方ともダメっぽい気がする(涙)。

Kappos氏自身エンジニアであり特許弁護士。彼がプレッシャーに負けずに手腕を発揮してくれれば、日本にもきっと良い影響を及ぼしてくれるのではないでしょうか。「やばい、オレたちも本気でやらないと!」みたいな。まあ、またしても黒船戦略。黒船が来ないと日本が変わらないのも寂しいことですけど、まあ、結果オーライならいいかな。

いやー、どうなるかほんとに楽しみです!!
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by suziefjp | 2009-06-20 01:36 | 知的財産権 | Comments(1)

特許審査ハイウェイ

私の情報ソースの一つ、「インタレクタスアイ」で東大と京大が一緒に知財シンポジウムを6月11日に開催した、というのをみました。その記事はこちらからどーぞ。へー、そうなんだ。東大と京大が一緒にやるっていうのでも感動。カルチャー全然違うだけに、協力したらおもしろそうです。

ここでは15の提言がなされたそうです。結構日本で「提言」がされているのはよく見かけますが、これって誰が実施に向けてフォローアップするんでしょうね?どなたかご存知だったらぜひ教えてください。アメリカと日本の違いで、結構アメリカ人って、ネクストステップを議論するんですが、日本ってネクストステップを決めないまま解散、誰もフォローせずせっかく討議した内容も実現せず、、、ということが多いみたいです。(アメリカがあらゆる面でいい、って言ってるわけじゃないですよ?ネクストステップを決めてもやらないアメリカ人もたくさんいますから。しかもそういうときのいい訳スキルは感動できるくらい雄弁です(笑)。)せっかく15も提言したんだから、せめて5つくらいは近々実現して欲しいです。

さて、その提言の一つがPPHと呼ばれる特許審査ハイウェイ(Patent Prosecution Highway)の話。PPHの加速的促進とマルチネットワーク化、ということです。PPHって、実はこの間、アメリカでも知財コラムに出てました。その情報によると、通常、特許出願して特許として認められる確率が44.2%なのに対し、PPHで日本を一次国、アメリカを二次国として出願されたものは、なんと認められる確率が94%になるのだそうです。倍ですよ、倍!

かかる時間も全然ちがいます。通常の場合、最初のオフィス・アクションまで26.2ヶ月だそうですが、PPHで日本を一次国、アメリカを二次国とした場合、最初のオフィス・アクションまでの平均時間が3ヶ月。ちなみに、アメリカを一次国、日本を二次国とした場合も同様レベルの期間短縮が見られるそうです。

アメリカにはPPHとは別に独自のAccelerated Examination Programというのがあります。これは通常の出願より資料をしっかりそろえて12ヶ月での早期審査をお願いするものです。これも2008年のデータでは認められる確率が通常より高く、69.7%だったそうですが、PPHほどの感動はない数字ですね(笑)。このシステムでは平均で194日で結果が出ているそうです。早いのは早いんだけど、資料をそろえるのが大変ということで多用されていないみたいです。このシステムでは出願時に提出しないといけないモノの中に、すべての先行技術の開示、およびそれとの比較分析が要求されます。「すべて」ってコワイですよね。やっぱり出願する方も、実は抜けがあったりすると出願経過禁反言(Prosecution History Estoppel)とか不正行為(inequitable conduct)の問題が出るかも、、、というリスクの高さのために避けられてるみたいです。

そうなるとがぜんPPHに期待がかかります。今、アメリカとPPHが成立しているのは日本と韓国。さらにオーストラリア、カナダ、デンマーク、EPO、ドイツ、シンガポール、英国とはパイロット実施中だそうです。

こういうのが進むと世界的に特許の質も統一されますし、手続きも簡易になるし、各国が協力してそれこそ提言にある「加速的促進とマルチネットワーク化」が進むと良いですね!
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by suziefjp | 2009-06-16 03:49 | 知的財産権 | Comments(0)

Old Town Art Festival

今週末は土曜の午前が大雨だった以外はすばらしいお天気♪土曜も午後からは青空になって気温もあがりようやく夏が近づいてきたのかしらん??と思えました。夏はシカゴはイベント盛りだくさん。この週末はオバマ大統領の勝利演説があったグラント・パークではブルース・フェスティバルもありましたし、そしてストリート・フェアでオールド・タウンと呼ばれるところでアート・フェスティバルがありました。
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絵、写真、陶器、その他色々なアートが展示販売されます。アメリカの家はアパートでも日本にくらべればずいぶん広いですからみんな結構絵とか色々飾ってます。オフィスにもアートを飾る人が多いですよね。創作アクセサリーのお店もたくさん出るのでそういうところは女性に大人気です。

b0149998_9371753.jpgでもやっぱり一番行列ができるのは屋台ですよ、屋台。レモネード、ポップコーン、フェンネル・ケーキ、チップス、フレンチフライなどなどのお手軽なものからジャイロ、シシカバブ、ホッドドック、サモサなどしっかりお腹に来るものもたくさんあります。
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いやーん、見てるだけでお腹が、、、ヨダレが、、特にシカゴではソーセージはこういうときに絶対登場します。なんといっても人間より牛の数が多いといわれる中西部。お隣のウィスコンシン州のbratと呼ばれるウィンナーなしにはバーベキュー、グリル料理は語れません。今日もでっかいbratがグリルの上にたくさん並んでおりました。デカイ!

こういうストリートフェアは地元のお店も特に屋台を出してモノを売ってたりするので今まで知らなかったステキなお店を見つける機会でもあります。今日の発見は2つ。一つはOld Town Oilというオリーブオイルやバルサミコ酢のお店。ハーブ・オリーブオイルと18年モノバルサミコ酢を味見させてもらいましたが、このバルサミコ酢、うまいのなんの!早速ご購入♪ これ、アイスクリームにかけてもうまいんですね。絶対今夜やっちゃうもーん。もう一つはThe Spice Houseというスパイスの専門店。おもしろいのは、シカゴの場所の名前をつけたブレンドのスパイスがあるんですよ。ベトナム人街のアーガイルの名前から「Argyle Street Asian Blend」、メキシコ人街として知られるピルセンから「Pilsen Latino Seasoning」、他にも「Lake Shore Drive」、「Greektown」、「Hyde Park Seasoning」とか見てるだけで楽しくなります。こういうの、シカゴのお土産としてもステキ~~~♪今日はすばらしい香りのカレーパウダーとチャイ・スパイスをゲット。あのお店はまた絶対行く!

来週末もイベントがあります。短い夏は満喫せねば!です。
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by suziefjp | 2009-06-15 09:59 | シカゴグルメ | Comments(0)
今日は久しぶりに英語ネタです。

今日は朝から雨。ランチどうすっかなー、と思ってたら、すぐ近くのタイ飯に行かない?と誘われたので傘さして行きました。タイ飯にいくとついついパッタイかカレーを食べてしまいます。アメリカのタイ料理屋さんとか中華料理屋さんって、メニューの品の横に番号が振ってあることが殆ど。これって、作ってる人は英語が通じないことが多いからなのかな??厨房では「○番入ったよー!」とかが母国語でやりとりされてるのかもしれません。

さて、メニューを見てて、友達とかぶるのイヤだなー、と思って「ねーねー、なんにするの?」と聞いたら「どれだと思う?」「うーん、80番?」「それはcoldだな。」「・・・・」このカレー、冷やしカレーなの??そんなのあるの??とりあえず、この人はきっと冷やしカレーが嫌いなんだ、と、ワケの分からない解釈をしたまま「うーん、じゃあ、83番?」「getting warmer.」えっ、ここのカレーって、味に加えてそういう温度で分かれてんの?でもぬるいカレーってなんかマズそうじゃん??やはりワケの分からないまま「88番!」「Oh, it's really hot!」・・・下に行くほど温度が上がるのかな。それとも今のhotは「辛い」の意味??「89番!」「当たり!」

私は88番を食べるつもりだったので「ねー、88番って辛いの?」「いやー、そんなことないと思うよ。それにマイルドかホットか、味はメニューにかかわらず選べるし。」「でもさ、さっき、hotって言ったよ?」というところで爆笑されました。そして親切な友達が教えてくれたところ、さっきの会話は日本語ではこうなるんですね:
「うーん、80番?」
「それは遠いな。」
「うーん、じゃあ、83番?」
「お、近くなってきた。」
「88番!」
「うおー、めっちゃ近い!」
「89番!」
「当たり!」

へーーーーーーー!!!近くなるんじゃなくて熱くなるの????なんでーーーーー???でも、おもしれーーーーー!!!日本語だと「熱く」なるんじゃなくて「近く」なるんだよ!というと、「へー。・・・でも、なんかつまんないじゃん、それ。」・・・すんません、ヒネリがなくて。はいはい、英語のほうがいいですよ、へえへえ。

結構な期間すんでるクセに初めての発見。へー、そうなんだー、熱くなるんだー、へー。確かにおもしろいので、「ねーねー、すんげー近いーーー!みたいなとき、ってもうvery hotが精一杯なの?」と聞くと、「うーん、俺はit's burning!っていうかも~~~。」と、ヘラヘラ笑いながら言ってました。でも、これはだまされたのかも知れない。。よくおもしろがられるから。。。くそー。
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by suziefjp | 2009-06-12 06:25 | えいご | Comments(0)

売れる特許

なんだか景気が回復しつつあるのかそうじゃないのか、も一つはっきりしなくて気持ち悪い今日この頃。シカゴのお天気もいいのか悪いのか、はっきりしないのが続いててなんか気持ち悪いです。

久しぶりに特許流通のお話を。個人や大学、企業からも「アメリカではどういう特許が売れるのか」ということを聞いてくださることが多くなっているのは不景気だからかな?皆さん、不要特許の売却をお考えなのでしょうか。

さて、売れる特許、ですが、うー、はっきり回答できればステキなんですけど、難しいかなー。でも、これまでの経験で以下のことは言えるかと思います:

①ヒモ付きじゃないこと。100%権利が移転すること。
これは、例えばPTO出願して日本だけで特許化されてる、あと米国でPTO出願に基づく権利申請中、みたいなポートフォリオだと、PTO出願も日本特許も、米国の出願もぜーんぶまとめて売っちゃう、ということです。買い手が嫌がるのは、「なんか抜けてるんじゃないか」というコトなんです。ライセンス許諾であれば、たとえば「日本で実施する権利」とか「アメリカで実施する権利」とかバラ売りならぬバラ許諾をするのもアリかと思いますが、買う、となると、買った後、自分の事業方針にあわせてどこか別の国でも権利化したい、とか、色々出てくるわけです。出願中のものを買ったら、ちょっと今のままだったら弱いからクレーム修正したいな、とか。とにかく、そういうことが全部できるように、買い手は出願、外国対応、継続、そういったものを全部まとめて買いたがりますから、できるだけ「全部売っちゃう」ほうが買い手がつきやすいです。。あ、売り手が自己実施権は残す、ってのは割りと受け入れられるみたいです。ただし自己実施権のみですよ? 「サブライセンス権つき自己実施権」の留保とかはダメです。

②ユニークじゃないこと
これ、意外に思われるかもしれないんですがとても大事。ユニークといえば、昔、ブリトニー・スピアーズが「ユニーク」と言う英語を漢字にしてタトゥーにしてたことがありました。「」と(笑)。かなり好き。誰かが教えてあげたのか、あのタトゥー、消しちゃったんじゃないかな。。。ああ、もったいない。
おっと、話がそれました。「実は誰もやってないんだよ、この技術」みたいなユニークなものって、売れづらいんですよ。よくね、「これは誰もやってない。早い者勝ちで、勝ってくれた人が事業化してくれたら絶対大成功する。」という人は、事業化リスクがどの程度あるのか考えてないケースが多いですね。特に個人の方に強い傾向です。で、結局売れなくて「俺の発明の価値を誰もわかんない、世の中バカばっかりだーーーっ!」と、叫んでみる。別にいいけど、叫んでもお金は入ってきませんぜ・・・。
実は売れ易い特許、というのは「その特許を購入することで自社のその技術分野のポートフォリオが強化できる、と思う企業がたくさんいる特許」であって、決してユニークなものではないんです。理由は、「新規事業のために」特許を購入する人がまだまだ少ないからです。特に今みたいな不況では外から買って来た特許を使って新規事業の立ち上げを行うほどリスクがとれる企業が殆どないです。だから売れる特許は、企業から見て「おっと、うちのこの技術エリアの特許、ここにちょっと穴があるじゃん。不安だなー。おー、今売りに出てるこの特許買ったらこの穴、埋まるじゃん!」という感じのものです。ものすごく景気が回復してみんなガンガンリスクがとれるようになったら、ユニークなものも売れるようになるかもしれませんが、それはまだしばらく先のことかも・・・。

今、特許売却をお考えであれば、ぜひこの2点を念頭に、売るか単に放棄するか考えていただくのがいいと思います。私は売却にあまり費用がかからないなら、売ろうとしてみて売れなければ放棄、という二段階でいいんじゃないかなー、と思います。そのほうがあきらめもつくし。よく大企業で不要特許を売却処分なさりたい、という方が「事業化してもらえるように中小企業とか、事業会社に売って欲しい」とおっしゃいます。そもそもこの特許が自社の事業範囲に合わないから不要、売却処分、とされているかもしれないんですけど、そうじゃなくて単に使ってないケースもかなりあると思うんですよ。それを事業で使ってくれるところに売ってくれ、と言われても。。。てのは正直、業者として言いたい。客商売だからあんまり言えないけど(涙)。あと、自分達が事業撤退して不要特許になったものを売却処分したいケースでも、「これで新規事業を立ち上げてくれるところに売りたい。もしくは事業で使ってくれるところ。あ、でも競合他社はダメよ。」という条件をつけるケース。あなたたちのような財力のある大企業でも撤退する事業分野で、どこがこれから事業立ち上げられますかい!?しかも競合はダメって、もうこの事業、撤退するんだからいーじゃん!とおもいますが、そうはいかんらしい・・です。で、結局上手く売却できなくて「やっぱり特許って流通できないんだ」と結論する。ほとんど「やっぱり特許は流通できない。。。」って言いたいために試してるんじゃないか、と思うようなご依頼もたくさんあります。そういうのはお受けしても満足していただけませんし、「あそこに頼んでもうまくいかなかった」と言われて終わっちゃうので、お断りするケースもたくさんあります。

やっぱりはっきりポジション取れないとしんどいですよね。成功率100%、リスクゼロ、で何かできるならみんなやりたいと思うんですけど、そんなの不可能だから、きっちり「成功の定義」、何が出来ればオッケー、みたいなのを決めないと結局どんなことにも着手できなくなっちゃいます。売却も然り。まずは市場に出してみる、で、あ、こういうの売れないんだー、とか、あ、売れたー、すごーい、みたいなのを実感するだけでもまずは十分価値があるんじゃないかと思います。
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by suziefjp | 2009-06-10 07:34 | 知的財産権 | Comments(0)

交渉術を考える

まだまだ気温は薄ら寒いんですけどね、お日様がちゃんと出る日が増えてきてうれしい限りです。これでもうちょっと暖かくなってくれたらもっといいんだけど。。。(涙)b0149998_8203051.jpg今日はちょっと交渉術について考えます。これはロースクールでもやりましたし、普段のお仕事でもよくありますが、じゃあ、私が交渉がうまいか、っていうと、ずえったい違います(笑)。いや、笑ってる場合じゃない。上手な人はホントに上手ですよねー。ウチの人なんかもうまいですが、交渉といっても色々なタイプがあるようです。

交渉って、どうも勘違いしちゃうと「アグレッシブなのがいい」みたいに思われることもあるみたいです。特に日本の方とかは「アメリカらしいアグレッシブな交渉が日本人はなかなかできない」と悩む方も多いようですが、確かにアグレッシブな人もいますが、そういう人が交渉上手、といわれてるかというと案外そうじゃないと思います。もちろん、知財の世界でおんなじヤツが色んな技術で毎回訴えてくると、いい加減和解交渉といっても険悪な雰囲気になることもあります。えーかげんにせい!と。でも、そういうケースを除くと、本当に交渉が上手な人って、交渉が終わったと、相手とちゃんと仲良くなってる、、、というか、相手からある程度の尊敬を勝ち取っているような気がします。

そういう人って、なんか引きだしが多いんですよ。相手との共通点とか、そういうのをうまく見つけて、その話をしながら場をなごませて、相手にも気分よくいい条件を出してもらう、というんでしょうか。例えばウチの人が大量にシュー・ツリーを靴屋さんで買ったとき。一気に7足分くらいのシュー・ツリーを買ったのですが、お店のレジに7足分のシュー・ツリーを置き、「これだけいっぺんに買ったらディスカウントしてくれる?」と、ダイレクトに聞き始めると、店のおじさんはなんだか無言。しらねーよ、そんなの。という雰囲気からスタートしました。で、ウチのが「あ、ところでさ、ここのメーカーって昔、サメの皮の靴作ってたよね?たしか専用の飼育場持って。あれはステキな靴だったよねー。まだやってるの?」と聞いたところ、おじさんの目の色が変りました。「お!あの靴、覚えてるんだ!?あれはいい靴だったよ。でももう辞めちゃったんだよ。残念だよ・・・。」「ほんとに?もったいないなあ。。。サイズ10.5とか、残ってないかな。あの靴、欲しかったんだよなあ。」「10.5か。ちょっと見てみようか。待っててくれ。」おじさん、奥に消える。しばらくして「やっぱりもう変なサイズしか残ってないよ。8とか。8じゃあ君の足は絶対無理だな。」「そうかー。ああいういい靴が職人さんが減ったとか色々な理由でできなくなっていくのは寂しいね。」「ほんとにそうだよ・・・。おっと、シュー・ツリーだったね。じゃあ、15ドルディスカウントでいいかい?」「ありがとう!悪いね。また来るよ!」

ほーーーー。最初は「まけろ?はあ?!」みたいなおじさんの態度が「なんだ、コイツ話わかるじゃん!」と思わせたところでスーパー軟化。魔法のようにおじさんがフレンドリーになったのでびっくり。ウチのいわく、「本当に靴に興味があるお客さんとかが来ることが少ないからおじさん、さみしいんだよ。久しぶりに靴フェチ(笑)の客が来たから喜んでくれたんじゃないかな。」と。なーるほど。。。。

別の時には某投資家が会社に来たとき。この投資家の趣味はギターだったそうな。ウチの人がこの投資家の対応をしているマネジング・ディレクターから「君はギターが趣味だったよね」と言われて、この投資家が来たときに挨拶をしてギターの話で盛り上がったそうです。するとこの投資家もとても喜んで話し込み、ついでにウチのから会社の状況の話を聞き、投資する価値があるかどうか、君の意見も聞きたいよ、ということを言ったらしい。

そういうのを聞いてると、引きだしの多さって大事だなー、と思います。私は残念ながら、あんまり趣味とかちゃんと考えてこなかったから、こういう意味での引き出しはとても少ないんですね。振り返ってみると、たくさんの時間を無駄にしちゃったような気がします。こんなところで差が出るとは。。。。交渉って、相手にも気分よく譲歩してもらうのが鍵なんだと思います。それをするには、仕事レベルだけじゃなくて、もう少し、お互い人間として分かりあうとスムーズに行くのかなあ、と思ったり。人間、引きだしの多さってすごい重要ですねー。うああああ、もう少しちゃんといろんなことしておけば良かったなあ・・・(涙)。日本人が交渉ベタ、といわれるのはもちろん言葉の問題もあるかもしれませんが、こういう引きだしの数も問題なのかもしれません。自分も含めて、反省。。。。
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by suziefjp | 2009-06-08 08:41 | アメリカ生活 | Comments(0)

Panduit Test

判決の話題続きで恐縮ですが、昨日出たてホヤホヤのCAFC判決DePuy Spine, Inc. and Biedermann Motech GmbH v. Medtronic Sofamor Danek, Inc. and Medtronic Sofamor Danek USA, Inc. というのがあります。これは何が「へー!」と思ったか、というと、Panduit Testの最初のファクターがほとんど無意味になるんじゃない?という内容だったんですよ。

そこでこのブログの記事を見てみると、なんだかPanduit Testのことをまだ書いてないような。。。以前、Reasonable RoyaltyとLost Profitのお話はカバーしたのですが、Panduit TestというのはLost Profitに関するものです。Lost Profit(逸失利益)の回収を損害賠償として主張するには4つの要素からなるPanduit Testにおいて以下を立証しなくてはなりません:

1) demand for the patented products(特許使用製品の需要が存在すること)
2) absence of acceptable noninfringing substitutes(非侵害の代替品が存在しないこと)
3) manufacturing and marketing capability to exploit the demand (需要を満たすために必要な製造能力、営業力があること)
4) the amount of profit that would have been made (その製品の販売によって得られる利益があること、その額)

侵害品の存在によって、自社製品の販売が奪われた、そのLost Profitを回収しよう、と裁判で主張する場合には上記4つを立証します。立証できれば、侵害者が販売した侵害品の台数に4)の自社ベースの利益を乗じてLost Profitが計算されます。

今回の判決で特に議論されたのは1)と2)です。被告であるMedtronicは1)の「特許使用製品の需要」とは、その特許使用製品を非侵害品と比べたときに際立たせる差となるフィーチャーに対する需要、と解釈されるべき、と主張しました。要は、「demand for the patented products」というより、「demand for the patented feature」という感じでしょうか。これ、結論から言うと、CAFCは「ブー。違います。あくまでもdemand for the patented productsです。」と結論しました。これね、かつてダメージ・エキスパートのオピニオンとか実際に読んだことがある方はご存知かと思いますが、結構patented featureに対するdemandという形でオピニオンが書かれてるケース、多いと思います。でも、このCAFC判決では「patented featureに対する需要かどうか、なんか、どーでもええねん。せやなくて、その商品を欲しいと思ってる人がいるかどうか、で、ええねん。」と言ったわけですな。と、すると、例えば特許技術が電源のオン・オフを表示するようなLEDだったとしましょう。これがDVDプレイヤーに使用されていて侵害が問題なった、とすると、「オン・オフを区別するフィーチャーへの需要」じゃなくて、「DVDプレーヤーの需要」があればPanduit Testの1)のファクターは合格!となります。

それって、特許技術からめっちゃ遠いやーん、てゆーか、ほぼかんけーないやーん!と、思うわけですが、CAFC様がおっしゃるには、特許技術に対する需要はPanduit Testの2)で判断するからええねん、と。むしろ、1)を特許技術のフィーチャーに限定することは「unnecessarily conflates the first and second Panduit factors」(Panduit Test の1) と2)を不必要に合体させてしまうようなものだ)と。

ある意味、1)と2)の要素を非常に明確に区別・線引きした、ということが言え、気持ちがいい。でも、将来的にダメージ・オピニオンとかで1)を否定するのはほとんど無理になるんじゃないかなー、と思います。だって、その製品が市場で多少なりとも売れた、というだけで需要って立証できると思うし。まあ、こういう見方をする必要はないのかとも思いますが、プロパテントなのかアンチパテントなのかよーわかりません。。。
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by suziefjp | 2009-06-03 04:33 | 知的財産権 | Comments(0)

知的財産権のお話を中心に、たべもののこと、アメリカのこと、いろいろお話ししていきますね♪


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