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米国知的財産権日記

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ギリシアの雷

最近、火事が多い。。。気がします。今朝もニュースで見ていると昨日の夜シカゴ近郊であったらしい火災の話が。結構お店が焼けてしまったみたいです。これを見ていたウチの人が「Greek lighteningかもね。」なんだろう?昨日はすばらしいお天気で、シカゴもようやく春がやって来るのかな?と思えるくらいステキなお天気だったのです。雷は無かったぞ??

聞いてみると、昔、ギリシアレストランがたくさんあったのに、不況になって経営が立ち行かなくなったころ、レストランがたくさん火事になったそうです。これは実は自分で自分のお店に火をつけていて、保険金ねらいの自作自演火事だった、と。それ以来、景気が悪くなってお店が立ち行かなくなり、保険金目当てに自分で火をつけてしまうことを「Greek lightening」と呼ぶそうです。

シカゴはご存知の方はご存知、一方あまり知られていないといえば知られていないかも、、、ですが、実は色々な人種が集まっている場所で、それぞれの人種が町をつくっています。チャイナタウン、コリアンタウン、リトルサイゴン、リトルイタリー、リトルワルシャワ、ユクレニアンビレッジ、ジャーマンタウン、ピルセン(メキシコ人街)、インド人街、スエディッシュタウン、そしてギリシャ人街。ギリシャ人街は映画「My Big Fat Greek Wedding」の舞台にもなりました。ギリシャ人街には私もたまにギリシャ料理を食べに行くんですが、お店とか看板がギリシャ語になって異国情緒がたっぷりです。他にもギリシャ人街がある街ってどこなんだろう?私は他にあまり知らないので、Greek lighteningも語源はシカゴかな??と、勝手に思ったりしたのですが。。。

余談ですが、シカゴは映画の舞台としてもたくさん使われています。最近のものではバットマンのダークナイトもすぐシカゴ、と分かりますし、日本だと今公開かな?すぐかな?アンジェリーナ・ジョリーが出ている「Wanted」もシカゴが舞台です。高架鉄道(エルと呼ばれる鉄道です)が出てくると、あー、シカゴだ、と、すぐ分かります。

おっと、最後は映画の話になってしまいました。。。しかしGreek lighteningが増える世の中は寂しいですね。みんな、元気だしていきましょうっ!!
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by suziefjp | 2009-03-23 08:02 | えいご | Comments(2)
先日、ある技術分野に関する特許ポートフォリオ分析、そこからのネクストステップの提案というコンサルティングプロジェクトが無事終了しました。そこでは外部特許の購入も積極的にご検討下さい、というお話をさせていただいたのですが、お客様からも「社内R&Dと並行して考えましょう」ということで、前向きに進めてくださるようでうれしいです。「外の人間が来て何を言うか!?」というリアクションもまだまだ多い中、取り組んでくださる方がいらっしゃるのは我々業者にとっても本当に励みになります。

第三者特許の取得については、以前、棚卸の回に少しカバーしましたが、今日はもっと実務的な点をカバーしたいと思います。

誰かが「この特許買いませんか~~」と言ってきた場合、まず提供された情報に「機密情報が含まれていない(=すべての情報が公知である)ことを確認してから中身を見ること」が肝心です。ちゃんとした業者であれば、技術コンタミネーションがどれほど情報を受け取る企業にとって害になりえるか、が、分かってますから、最初は公知情報しか提供しないと思います。そこで「チラ見」してもらい、御興味いただければ、必要に応じて機密保持契約を締結後、さらに詳細な情報を開示しますよ、というのが適切なアプローチです。最初から機密情報をガンガン送ってくるような場合、それで「あのとき見た情報をもとに特許とっただろー?」とか、揉め事のタネを作ることを狙うような悪質な業者もいるかもしれませんから要注意です。

あと、ウチの会社ではやはりトロール問題のご懸念が市場で大きいことも分かってますから、流通支援の際、ご興味をもっていただけそうな企業にお送りする初期の情報冊子の表紙に;
1) この冊子には機密情報は一切含まれないこと
2) この冊子をお送りした、御社にご覧頂いた、という事実は、将来の特許侵害訴訟等で一切使用されないこと

という2点を明記します。2)も重要です。もし、「あのとき、特許の存在を知って中身をみて「これはいい!」と思ってそのまま許可無く技術を使っただろう!」と、故意侵害主張のベースにこの冊子配布の事実が使われては、将来、どなたもこの冊子をご覧下さらなくなります。そうなれば我々の流通支援自体ができなくなります。ですから、我々はこの2点を必ず明確にしています。

企業によっては、こういう2点の有無にかかわらず、とにかく何らかの形で故意侵害の主張をされてはかなわんので、こういう売却オファーは一切見ない、という方針をとっておられるところもあるようです。それはそれで方針として明確なのでいいんですが、「機会喪失」は実はかなり大きいのではないかと思います。これは「ケガすると危ないから野球はしない」というのと同じですね。せっかく大リーガーになる素質があったのに、小さい頃から野球なんてダメ!と怒られて、才能が発芽しなかった。。。なーんて、まあ、究極の例ですが、危ないから何もしない、というよりは、危険が無いかどうかを確かめるチェックポイントを明確にしておいて、少なくとも機会は検討できるようにしておくほうが、利点が大きくなるのではないでしょうか。めざせ、大リーガー。(なーんか話がズレる。。。)

オファーがあった技術のレビューの仕方ですが、大体、以下の4つを検討していただく必要があると思います:
1. 自社の既存の商品で使用している可能性が無いか
もし、そんなことがあったら「買い」ですね(笑)。ただし、買うときの立場としては相手に弱みを握られれば値段がつりあがりますから「いくらなら買ってもいいよ~~」くらいのデカい態度で交渉を始めることが肝心です。交渉と並行して、万一買えなかったときの可能性も含めて設計回避も検討しておきましょう。あと、対象特許について非侵害の弁護士オピニオンをとっておくことも有効かと思います。これらはすべて、「買えなかったときのための」対策です。こんな特許のオファーが来たら、予算内で買えることを心から祈りたいですね。。。
2. 自社の将来商品に使用する可能性は無いか
これを知るには、検討をする知財部門の方が、将来の事業について知見をもっておかなくてはいけません。あるいは、知財の方が商品企画や技術企画とのコネクションを普段から密にしておいて、そうした方に「こういうの、将来使いそう?興味ある?」と聞ける体制を普段から作っておくことが重要です。そうした体制無く、とにかく「今使ってないものは買わない」という形だと、将来の機会を逃しちゃいます。知財部門の役割って、ほんとに重要ですよね。
3. 自分達は今も将来も使わないが、競合の既存商品が使っている可能性は無いか
これ、あまり検討されてないかもしれないんですけど、とても重要です。しかも、よく特許でもめごとが起きる競合との間では、常にその競合を牽制できる特許を確保しておく、というのはとても大切なことです。もし、競合が使っているかもしれない。。。という場合は取得しておいて自ら攻めに行くも良し、あるいは攻めてきたときに、この特許で反訴して早期和解をめざす、というタマに使えます。あるいは、その競合とクロスライセンスの取り決めなどをしているとき、クロスライセンス更新のタイミングでこの特許を持ち出して、自分たちにより有利な条件での更新をめざす、なんていうのもあります。
さらに、競合の持っている特許の中で「ヤバイなあ。。。うち、使っちゃってるんじゃないの?」みたいなのがあれば、「クロスライセンスしませんか?」と、この購入特許を使って持ちかける、ということもできます。特に自社で使用しない特許であれば、自社のR&Dリソースを割いてわざわざ開発するよりは、外から手っ取り早く取得できればそのほうがいいですね。ウチにも、「ある企業に言い返せる特許を探してください」という御依頼、実は結構あるんです。ウチは弁護士事務所ではないので侵害オピニオンは書きません。ですから、「このあたりの特許で向こうが興味があるのがあるかもしれませんよ?」という程度のものを客観的に分析してお渡しし、そこから先、社内で、あるいはお使いの弁護士に精査をしていただくようにしています。
4. 自分達は今も将来も使わないが、競合が将来使う可能性は無いか
もう相手の事業計画なんて、わかんねーよ!というのが正直ありますが、これも分かる範囲で検討しておくべきです。使い方は基本的に3と同じですが、すでにプレスリリース等されていて競合の将来の商品や方向が見えているような場合は、これもぜひおさえておきたいですね。

大体1はどこの企業でも検討してくださるようなんですが、2、3、4については企業でバラつきがあるようです。理想は常に1-4を検討した上で結論を出す、ということです。後、検討の時には素直にレビューする、ということも必要だと思います。例えば、「要らない」というために検討し、情報を集める、ということも多々行われているのではないでしょうか。結論先にありき、「要らない」。それをサポートする情報を集めて、丁重にお断りする。これも一つの方針ですが、要らないことをサポートするために費やす時間とコストが購入のための時間やコストよりも多いようであれば全く意味が無いです。そんなんだったら、絶対素直に買ってしまって安心しておくほうがよっぽどいいですよね。

とにかく疑い深くなる、要らないと決めつけてしまう、というのは、トロールの弊害です。あるシステムを搾取する人が現れることによって本来、円滑にまわるはずのシステムが非常に難しくなってしまう、というのはなんだか切ないですね。こういうのは別に特許の世界だけじゃないですから、人間って、自分でドンドン無駄な作業を生み出して効率性をさげてしまう、あほたれさんなのね。。。と思ってしまいます。でもこういうところがあるからこそ、おもしろい、ってのもあるんでしょうねー。
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by suziefjp | 2009-03-20 05:05 | 知財経営 | Comments(0)
ガールスカウト・クッキーの季節です♪これは、アメリカに住んだことがある方なら大体ご存知かもしれないですね。まさに、ガールスカウト活動の一環として行われるクッキー販売です。これはアメリカでは超メジャーで、大体、職場で娘がガールスカウトに入ってる人とかが娘を連れてきて、同僚から注文をとるんです。

b0149998_12443118.jpg今年はうちの会社では4歳になった社長の娘が「買って♪」と、回ってきました。この子、ほんとにお人形のようにかわいいんです。。。ああ、抗えない。ま、もともと抗う気はありません。だって、ガールスカウト・クッキー、大好きなんだもん。ある同僚は、「社長の娘は反則やろー!?イヤって言えない!誰が一番お金持ってる、って、社長なんだから、社長が100箱くらい買って、従業員に配ろうよ?!」と、言ってました(笑)。真理かも。

ガールスカウト・クッキーは多分、全部で7、8種類あるのかも。でも私はいつも自分の好きなのしか頼まないので実はよく知らない。
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私の好きなのは写真にもある3つで、紫の箱が「Samoas」、赤いのが「Tagalongs」、そして緑が「Thin Mints」です。Samoasはココナツ味、Tagalongsはピーナツバター、Thin Mintsはその名のとおり、ミント味のクッキーです。周りを見回すと、みんなが好きみたいで、大体、みんなこの3種類くらいを買ってます。一つ4ドル。箱の横にはこんな記載があります:The Girl Scount Cookie Program promotes financial skills such as goal settings, decision-making, customer service and money management. (ガールスカウト・クッキー・プログラムは目標設定、意思決定、顧客サービス、金銭管理といったファイナンス・スキルを促進するものです。)。。。。ほほー。こんなに小さなときからファイナンス・スキルを育てるのだ!じゃあ、一体、今の財政危機はなぜ起こったんだ!?AIGが身の程も考えずに巨額のボーナスを出してオバマ大統領の逆鱗に触れているのは一体!?と、思ったりもしますが、アゲアシ取りはいけませんね。やめておきましょう。とりあえず、おいしいからいーじゃん♪

私は日本でガールスカウトに入ってませんでしたが、日本でもこういうのはあるのかな?もし、みなさんアメリカに住まれる機会があれば、近所の子とか職場で回ってきますから、ぜひご賞味ください♪ほんとにおいしー。
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by suziefjp | 2009-03-18 13:01 | アメリカ生活 | Comments(0)
先日の「コスト削減-訴訟コストは事前に予測できるか?」について、えりさんから鋭いコメントをいただきました。えりさん、有難うございます!

弁護士業がなぜ他のサービス業と違うのかしらん?と、考えてみると、これは、コンフリクトのためかもしれません。コンフリクトは、みなさんご存知かと思いますが、自分のクライアントに対抗するようなお仕事を受けてはいけない、という決まりです。弁護士業でこれをやってしまうと、アウト、弁護士資格召し上げ、ということにもなりかねません。コンフリクトには、厳密にはリーガル・コンフリクトとビジネス・コンフリクトがあります。リーガル・コンフリクトはそれこそ弁護士資格召し上げになるような、本当のコンフリクトです。ある案件でクライアントAのお仕事をした。その直後、クライアントAに対する訴訟を代理できるか、というと、これはできません。ビジネス・コンフリクトは、厳密なリーガル・コンフリクトではないけれど、この案件を受けると、既存クライアントが「なんで競合の仕事受けるねん!」と、怒ってお仕事をくれなくなるであろう、というようなヤツです。

経営コンサルティングなどでは、同じ事務所で競合のお仕事を並行して、別チームが担当するようなこともあると思います。このチームの間にはファイアウォールが設けられ、お仕事に関する情報を一切、他のチームと話してはならない、ということになっているはずです。

弁護士事務所の場合、コンフリクトへの対応はもっと厳密です。これは、ビジネスコンフリクトのようなものが実はリーガル・コンフリクトに発展することもあり、そうなったら大問題、というのがあるんですかねー。私の知り合いのアメリカのパートナー弁護士さんが「ここのところ、せっかく新規案件のお問い合わせをいただいても、コンフリクトチェックですべてはじかれて全然受けることが出来ない。これは僕の努力外の部分だから、ファームもパフォーマンス・レビューでは、きっちりこの事実を勘案して欲しいよ。」と、おっしゃっておられたことがあります。それくらい、コンフリクト・チェックは厳しいんですね。うちは法律事務所ではなく、ダメージ・エキスパートを含むコンサルティングですが、やはり訴訟がらみのお仕事ですから、コンフリクト・チェックは入念です。

よって弁護士事務所側でもクライアントの裾野を無尽蔵に広げられるわけではないんですね。そうすると、やはり事務所の収益に貢献してくれるクライアントが優先され、このクライアントがいやがりそうなお客さんの仕事は一切受けない、となります。うちの事務所でも実際、「このクライアントさんが眉根を寄せるようなお仕事は絶対受けない」というくらい優先している日本企業さんがあります。

クライアント側でも、星の数ほどいるアメリカの弁護士の中で、もし、キラ星のように良いお仕事をしてくれる人を見つけたら、絶対手放したくない、というのがホンネです。手放して、よく訴訟の相手方になるような人に持っていかれたら大変です。ですから、継続的にこの弁護士さんにお仕事をお願いすることになります。そこで、ちょっとコスト削減、という感じで「定額でやってくれない?」とか言うのは、クライアントさんにとってはすごいリスクなのかもしれません。私がクライアントの立場だったら「定額でやってくれない?(反応みて)・・・なーんちゃって♪」くらいで濁して、突っ込み続ける勇気はないです。(基本的に小心者なので。。。)

ピカピカの優秀事務所で常にコンフリクトチェックで優先されるようなクライアントになるには、やはりそれなりの金額をその事務所に落とす必要があります。ここがクライアントにとって新しい事務所を開拓する難しいところでしょう。新しいクライアントは優先度が下がりますから、それなりのアソとか、がっちりクライアントがついてないパートナー(そういう状態でパートナーまで出世することは稀ですが。。。)をあてがわれたりします。すると、なんだかなー、な、アウトプットになって、また別のところを試してみる、だけどそこでも新規クライアントレベルの扱いだから、なんだかなー、になって、、、と、弁護士事務所ジプシーになってしまいかねません。クライアント企業が世界的に有名で、ネームバリューもあり、色々な事務所が営業にやってくるようなところなら、新規でも「ここでこのクライアントをゲットするぞ!」ということで、いいメンバーをつけてくれる可能性はあると思います。それでも、そこで「定額でやって」とか言っちゃうと、このクライアントは将来、うちの事務所への利益貢献はあまり期待できないかも。。。ということで、やっぱりそれなりの扱いになってしまうかもしれません。

結局、これも優先順位付けなのかもしれません。負けてもいい、という気持ちでやる訴訟ならコスト削減を優先することもありでしょう。多くの人が弁護士に結構搾取されつつもその状況を甘受しているのは「負けるわけにはいかない」ということが最優先だからなのかと思います。実際、私も社内法務で訴訟案件をやっていると、「これ、負けたらエラいことになる。。。」と思うような案件がたくさんありました。そこでコスト削減に成功することより、欲しかった結果を実現することのほうが重要で、で、うまく解決して、事後処理して落ち着いた頃に「それにしても、弁護士費用、たかい!」と、問題になったりするんです。訴えれて、何日以内に訴状に対する回答を提出、とか思っているときに、コスト削減交渉をしたら今度はそれで社内で怒られるかもしれません。(でも、訴訟解決後、とか、やってる途中でも高くなってくると、みんなお金が気になりだす。。。社内担当者のツライところです。)

そう考えると、やっぱり、自由度があるのは原告として訴訟を起こす側で、だからこそ、そういう人のために「成功報酬型」という弁護士が出てきたのかなあ、とも思ったりします。弁護士料の問題って、実はとても根が深いのかもしれませんね。
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by suziefjp | 2009-03-17 06:34 | 知的財産権 | Comments(9)
この週末は、アメリカではセント・パトリック・デイの週末です。セント・パトリック・デイはアイルランド人の人達の記念日?祭日?なのか、よく分かりませんが、アメリカではかなり大きなイベントです。朝から緑の服とか緑の帽子とか、緑のフェイスペインティングとか、明らかにお祭り騒ぎに臨む人達が町中にあふれて、アイリッシュ・パブは朝から大賑わい。まあ、朝から、昼間から、飲む飲む!

アイルランド系アメリカ人の友人が「週末は飲む?パーティーの予定は?」と、聞くので、「あのさー、セント・パトリック・デイってさー、みんなすごい飲むじゃん?結局、何の日なの?」「・・・・I don't know!」。。。えっ?そうなの?知らないの?「とにかくさ、アイルランドの日ということで、なぜかアイルランド系ってすごい酒を飲むってイメージがあるらしいからさ、とにかく、朝から飲めばいいんだよ♪」そんな安易なんですかい!?

b0149998_12115612.jpgアイルランド系に限らず、セントパトリックはユダヤ系、インド系、もうみんな緑のものを身につけてます。ダンキンドーナツもこの時期はこんなドーナツを売ります。緑のほうは、いかにも緑でよく分かりますが、チョコレートのほうは、さりげなく、クローバー型の緑色のふりかけチョコレートが使用されているのです。これ、かわいくて好きー♪それにしても、こういうスーパー不健康な色の食べ物って日本では絶対売れませんよね。初めてユナイテッド航空に乗ったときデザートが、まっピンクのチョコレートケーキで衝撃を受け、一口も食べなかったのが昨日のことのようです。もう今や、こんな緑でも食べちゃうもんね。

そしてシカゴでセント・パトリックの週末といえば、川を緑に染めちゃうのです!b0149998_12173184.jpgええっ、環境問題は!?ですが、アメリカ人は気にしない!なんといっても、ゴミの分別だってしない国だ!シカゴで雪が積もればガンガン積もった雪にタバコの吸殻捨てちゃう人達だ!(雪がとけたときの吸殻の山といったら・・・・。)洗うのが面倒だから、と、使い捨ての紙皿やプラスチック皿、カップは今でも大人気だ!なので、染めちゃっていいんです(笑)。ウチの人に「ねーねー、これさ、魚とか大丈夫なの?」と、聞いたら、「あの川で生きていけるモノはもはや存在しないと思うから、別にいいんじゃないの?」・・・それはそれで怖い。日本ではカーネル・サンダースが道頓堀川から引き揚げられましたが、シカゴ・リバーだったら、カーネル溶けてたかもしれない・・・?

余談ですが、シカゴの新聞、「シカゴ・サン・タイムズ」で、日本のカーネル引き揚げの写真が一面に登場(笑)。シカゴの地元球団、カブスも「ビリー・ゴートの呪い」、とか言ってずっと勝てないでいます。私は野球ファンではないのでよく知りませんが、カブスファンのバーの店主がいつもヤギをつれて観戦していたところ、あるワールドシリーズで球場側がヤギとの入場を断り、そのバーの店主が「二度とここでワールドシリーズは開かれないだろう」みたいなことを言って以来、ほんとにカブスがワールドシリーズにいけない、というのが呪いの内容だとか。今回、大阪で引き揚げられたカーネルのことを知ったKFC米国本社が、カブスに呪いを解くためにこのカーネルを入手しては?と、進言したそうで、シカゴ・サン・タイムズ一面写真の下の文句は「カブスの呪いも解けるのか!?」・・・・道頓堀川のカーネルで、カブスの呪いは解けたら、それはそれですごい。ちなみに、シカゴと大阪は姉妹都市です♪
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by suziefjp | 2009-03-15 12:33 | アメリカ生活 | Comments(0)
3月12日ですね。ブログのスキンも春。だけど、シカゴは今日も雪。ああああ・・・・・。

ウチの会社から2ブロック向こうのビルで、日本人の友人が弁護士さんとして働いています。彼女は日本の大学を卒業後、すぐアメリカに留学、その後働きながらロースクールに通ってJDコース(3年間のロースクール)を卒業し、弁護士事務所に就職して現在は事務所のパートナーさんです。すごい~~~。

この間、彼女とランチをしたときに、お仕事が増えている、という話をしていました。彼女曰く、彼女の事務所は中堅事務所で弁護士さんの時間給が非常識に高くないらしく、この景気で多くの企業がネームバリューのあるバカ高い事務所から中堅でいい仕事をしてくれるけど料金がリーズナブルな事務所にシフトしているらしいです。彼女の事務所はツボにはまって、最近どんどん忙しくなっているとか。他にも、クライアントさんから、「定額でできない?」という依頼もあるそうです。アメリカもコスト削減のカマイタチが吹き荒れているようです。

そういうこともあってか、弁護士さんが訴訟コストの管理のしかたを解説している記事を見つけました。(著作権の都合上、転載はできません。ごめんなさい。)でも、弁護士さんがこういう記事を書くのは珍しいなあ。これはやはりコスト削減カマイタチのなせる業でしょうか。

で、早速読んでみました。正直なところ、「うーん、言ってることはわかるけどさー、それって現実的なの?」という感じですかねぇ。「こういうことを考えて予算をたてましょう」っていうんですけど、案外事前に考えてなかったことが途中で起きてくるのが訴訟じゃないかなあ、という気もし、ちょっと机上の空論っぽいのです。でも、いくつかおもしろいこともありました。たとえば、特許侵害訴訟で、コストに影響を及ぼす事項として以下をチェックしましょう、と。

-問題になっている特許の件数は?それぞれのクレーム数は?
-対象の技術はどの程度複雑?
-訴えられた方の主張は、無効か、非侵害か?
-ダメージ算定は必要か?それは合理的ロヤルティか、ロスト・プロフィットか?
-差止請求はあり?

なーるほど。でも、3つめはちょっとどうかなあ?ですね。だって、一つの特許だってクレームチャートにしたときに、このクレームは無効、このクレームは非侵害、って、クレーム毎に考えますよね?こんなバックリ聞かれても、聞かれたほうがフラストレーションがたまるんじゃないかと思うのは私だけ?

あと、おもしろい試算がありました。単純なmotion to dismss(取り下げ請求)の提出にかかる費用の試算ですが、こーんな感じらしいです;
-パラリーガル5時間分($225/時間)
-アソシエイト40時間分($400/時間)
-パートナー10時間分($650/時間)
→計55時間、$23,625也

おおおおおおお。アソの時給が$400! パートナーが$650! パラが$225! もう鼻血モノの試算です。といっても、これでも皆さんが使っている大手有名事務所の時間給に比べれば安いかもしれませんね。

私はもともと家電メーカー出身のスーパー貧乏性なので、こういう金額を見ると、すぐ、アソの時間1時間払おうと思ったら、DVD何台売らんとあかんねん、、、と考えてしまうのです。でも、誤解しないでいただきたいのは、結局のところ、費用対効果が重要、ということです。時給が高くても、その人にお願いすれば高いクオリティで1時間でさっくりやってくれる人と、中途半端な時給で3時間くらいかけて中途半端なクオリティのアウトプットを出す人だったら、間違いなく前者とお仕事をすべきです。

弁護士さんがこういう試算をすることが増えているのは、訴訟案件開始すぐぐらいに、クライアントから「予算出して」というご要望が増えているからのようです。ウチのようなダメージ・エキスパートのところにも、「クライアントが予算出して」と言ってるから、と、弁護士さんから依頼がきて、まだどんな書類、情報があるのかも分からない段階で予算出して、と、言われます。それって意味があるのかな。。。無いよりマシってやつでしょうか。でも、そうなると、クライアントさんの立場で気をつけていただきたいのは、実際の予算数値もさることながら、必ず「assumptions」というやつをチェックして下さい!こういう初期の予算策定の際には、弁護士も、我々のようなエキスパートも、必ず、ものすごい数の「assumptions(=前提)」を記載しているハズです。この前提から外れれば、費用はこの限りではない、というヤツです。クレジットカード契約書とかの裏書くらい、たくさんこういうassumptionsがあるはずで、そうすると実際出てきた予算の数値にどの程度意味があるのか、というのが本当に分からなくなります。

よくよく考えてみると、「予算に合わなかったら訴訟をしない」という選択肢ってありえるんでしょうか?自分が原告だったら確かにあると思いますが、被告だったらその選択肢は存在しないように思います。だとすると、気持ちはとても分かるのですが最初に「予算出して」とかチマチマいうより、実際の裁判対応過程で、「うるさいクライアント」として目を光らせ、大した仕事もしていないのにやたら時間だけ多くなっていないか、出てきているアウトプットのクオリティは十分か、などをチェックして都度フィードバック、クレームする方がよっぽど実際のコスト管理、クオリティ管理ができるのでは?という気がします。

しかも!最初の予算つくりの所だって、間違いなく費やした時間チャージされてますよ?加えて、月1回とかでクライアントさんと訴訟費用と予算の状態をチェックしましょう、みたいなミーティングしてくれる弁護士さんもいるみたいですが、この時間ももちろんチャージされてますよ?クライアントさんが本当に弁護士さんにお金をかけてほしいのは、そんなところじゃないように思います。

いろいろな考え方がありますが、私は訴訟の被告のように、やるかやらないか、の、選択肢がほぼないような状態でそこにお金をかけることこそ無駄遣いだと思っています。やらざるを得ないときはやる、ただし、その中で費用対効果を最大限にすることに注力する、このほうが最終的なコスト削減、目的達成の可能性は高くなるのでは?と思います。

この景気のために日本では出張禁止、建屋外出禁止令も出ているとか。一概にすべてを禁止してしまうのは上から管理する側にすればラクなんですね。自分達はちゃんとこういう禁止令出してます、っていえますし。でも、それこそ責任転嫁っぽいですよね。難しいときだからこそ、上はきっちり事象を見極めて優先順位をつけて、使うところには使う、使わないところには一切使わない、そういう決断をしてくれればもっと格好いいし、下につくものとしてもついて行きがいも、やりがいも出るのに。(ちなみに私の理想の上司像は、中村吉右衛門が演じていた池波正太郎作「鬼平犯科帳」の長谷川平蔵です♪もう、絶対ついて行きます!)

おっと、話がそれました。で、結論として、訴訟コストは事前に予測できるか?50%くらいの精度でならできるのかもしれません。問題は、50%の精度のコストにどれだけの価値を認めるか、が、人によって違うことでしょう。時間がたって、50%程度もしくはそれ以下の精度であることも忘れて「予算から大きく外れてるよ!」なんてクレームするのは恥ずかしいかもしれません。そうそう、この記事によると、こうした予算はいわゆるプロフェッショナル・フィーの部分のみであり、経費は別立てだそうです。経費は、おおよそ、プロフェッショナル・フィーの15-25%が相場だそうですよ。なんでプロフェッショナル・フィーに経費が正比例するのか理解できませんが、そんなもんだそうです。でも、アメリカの弁護士さんが日本のお客様のお仕事をしてくれてるときは、出張とかで経費率がもっと高くなるかもしれません。

はー、お金って、キリがないですね。ほんと、宝くじ当たってほしい。。。
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by suziefjp | 2009-03-13 05:59 | 知的財産権 | Comments(7)
我々、ダメージ・エキスパートのような仕事ではドキュメント・レビューというのが仕事の大部分を占めることが多いです。クライアントから頂く経理書類等々をひたすらレビューして書類リストを作り(これを、indexingと呼びます) 関係のあるデータを探していく作業です。日本のクライアントさんの書類レビューをしていると、よくアメリカ人の同僚から「これ、何?」と聞かれるのが、私達が日本ではフツーに使っている記号。○、△、×、です。実はこの記号、アメリカではずぇんずぇん通じません!おっと、思わず太字で強調してしまいました。

この記号、評価を表すためにお使いの企業さんも多いと思います。○はA、△はB、×はCというところでしょうか。そして◎ならA+か。これは、ほんとーに通じないんです。なので、自分が使っているのがアメリカ人弁護士さんで、こういうことを知っていることが期待できないような場合、○、△、×を使ったような書類には必ず解説をつけてあげてください。あと、日本人以外との会議で、○、△、×を使ってアクションプランの選択肢評価なんかをカッコよくホワイドボードとかでやっても、みなさんポカン顔になってしまうこと間違いないので、くれぐれもご注意下さい。。。

今日、このネタを思いついたのは、実は評価として○、△、×をお使いなのではなくて、該当、非該当をあらわすために使っておられる書類に出くわしたからです。例えば○は該当、×は非該当、です。今日、同僚と日本のクライアントの書類をレビューしていたところ、以前も日本のクライアントのお仕事をしてくれたこの同僚、「・・・・これがさー、Aで、これがC、って意味ねーよなあ・・・。」おおお、日本語(?)学んでるねっ!でも、惜しい!これは評価ではなくて、この部品がこのカテゴリーに該当するか該当しないかを○、×で示しているだけだから、君はワケ分からんモードになってしまったのだよ!!

この該当、非該当は、アメリカでは、該当するものにはチェックマークとして×か✓をつけ、非該当は空欄のままのことが多いと思います。断言できるのは、○、×で、該当・非該当を示すケースは無い、ということです。ですから、これも、○×の区別を知らない人にお渡しする場合(アメリカ人弁護士さんとか)は、必ず解説をつけてあげてくださいね。

案外、こういう書類のやりとりのちょっとしたことでつまづく、というケースは多いんです。米国特許侵害訴訟の証拠開示手続きの中では、最初はとにかくゼロベースで、すべてを解説しながら自分の弁護士さんに渡すくらいの気持ちで対応なさるのが安全だと思います。

それにしても、案外、通じるもの、と思っているものが通じないことって、びっくりするくらい多いですね。私は関西出身ですが、大学のときに、「そっとかみしめてごらん~~♪ まぁまのあたたかいこころがぁ~~♪おくちのなかにぃ、しみとぉるよぉ~~♪ ぱぁるなぁす♪」と、歌って、関東出身のクラスメートに冷たく「何、それ。」と、言われて心臓が止まりそうになりました。ええええっ、パルナスって、全国チェーンじゃないかったの!?はあ、びっくりした。(このネタに「うんうん」と頷いてくださっているのも、関西出身者のみですな・・・。)
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by suziefjp | 2009-03-10 05:18 | アメリカ生活 | Comments(0)
日本の男性もとてもお洒落な人が増えてきているようですが、そんな中で、なかなか日本男性がうまく扱えないオシャレグッズが帽子ではないかと思います。私は秋、冬のころ、コートに帽子、マフラー(英語ではマフラーはスカーフといいます)、靴、と隙のないオシャレをしている男性は「うおおおおおお♪」と、感動し、思わずついていっちゃいそうになります(いや、行きませんけどね。)結構町中で見かける着こなし失敗例は、スーツが体にあってないもの。吊るしだと限界がありますが、スーツの袖口からシャツが全然見えてない人とかは多いですねー。ちょっと長さを調節するだけですごくステキになるのに、もったいない!!

で、帽子の話でした。シカゴにはぶっ飛びのクオリティのすごい帽子屋さんがあります。Optimoというところで、シカゴではいわゆる「サウスサイド」と呼ばれるエリアです。b0149998_1023473.jpgいやー、もう、足を踏み入れると夢の世界です。フエルト帽からパナマ帽、いろいろな帽子が、見るからに「工房」なお店の中にたくさんあります。そして色々な人種、職業の人が買いに来ているのもまた楽しいです。見よ、この迫力!
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お店の人が、お客様ひとりひとりの顔立ち、背格好、そして好みにあわせて、このハシゴに上って、「こういうのはどお?」と、フィッティングをしてくれます。頭の形も人によってかなり違いますし、そういうのは最終的にサイズを調整してくれます。白人男性は顔の幅が小さくて、後頭部がはっている人が多いですねー。こういう頭の形をsuper ovalというそうです。

こちらのお店はご覧のように、お店の工房で丁寧に帽子を手作りしています。b0149998_10315940.jpgそして、このお店、アメリカでは今年の7月に公開になるジョニー・デップの映画「Public Enemies」の帽子製作を担当したのです!すごいーーー!!Public Enemiesは1930年代のシカゴを舞台にした実話にもとづく映画です。ジョニー・デップもクリスチャン・ベールも三つ揃え、帽子が決まっております!映画の予告編だけで私なんぞは盛り上がれます。お店のご主人は、なんと、立命館大学に留学経験をお持ちで、日本のオシャレな紳士の皆様にもぜひ自分の帽子を一生モノとしてお使いいただければうれしい、と、おっしゃってました。日本の男性にはどういう帽子が似合うんでしょう?と、聞いてみたら、「Lower crown and narrower brim」なものが似合うと思うよ、とのことでした。帽子の高さがあまり高くなくて、つばも狭めのもの、ということですね。このお店の帽子は250ドル~1000ドルが定番もの、超高級品になると、8500ドル、という帽子もありました。

お客様とお店の方のやりとりを見ていると楽しくなります。お客様一人ひとりにあわせて、色々試して、鏡の前で一緒にチェック、そして形がある程度決まれば、色を相談、そしてリボンの色や柄ももちろん、好みに合わせて変更できます。まさに、帽子というハードだけを売っているのではなくて、お気に入りの帽子を見つけるまでの「経験」というソフトも売ってらっしゃる感じです。ご主人やお店の方はそういう風に思っておられるかどうか分かりませんが、お客様に気に入ってもらえる帽子をみつけてほしい、という気持ちがひしひしと感じられます。もう、こういうのに私、弱いんですっ!!ご主人も本当に帽子が大好きで、みなさんに、色々な機会に帽子を楽しんで欲しい、とおっしゃってます。あああ、すてきっ!

日本の紳士の皆様、シカゴにお越しの際は、ぜひOptimoにお立ち寄りください!(治安がいい、という場所ではないので、ダウンタウンから車で行ってくださいね♪)きっと、ぴったりと似合うステキな帽子が見つかりますよ!
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by suziefjp | 2009-03-09 10:56 | アメリカ生活 | Comments(0)
たまたま知り合いの方と今の日本の状況やアメリカの状況をお話ししていたときに、昔あった素敵な話を思い出しました。だから、忘れないうちに書いちゃおう、と思いまして。。。

昔、私が日本の会社で米国特許侵害裁判をたくさん担当させていただいていたときのことです。私は主にダメージ・ディスカバリの担当として経理、営業、企画といった方とのお仕事をしていましたが、必要に応じて技術側のお手伝いもしていました。で、あるケースでアメリカの大学教授にテクニカル・エキスパートをお願いしたんです。問題となっている技術について造詣が深い方です。

で、この方に日本に来ていただいて、問題の技術について実験を行うことになったんです。ある事象が再現できるか、というような話だったと思います。で、うちの会社の技術者の方と、この教授が実験の準備をしてくれたんですが、その中で、うちの技術者の方が驚いたのは、この教授が、準備にものすごーーーーく時間をかけるんです。機器のメモリなんかも0.00000001くらいの単位までしっかりあわせる。で、うちの技術者が、この教授に「先生、そんなにきっちりあわせなくても大丈夫ですよ。もし、結果が上手く出なければ、また調整してやりなおせますから。」と、おっしゃったら、この教授が「???なぜ調整してやりなおす必要があるんだい?条件を完全に整え、それで実施したときにおなじ事象が起きなければ、これは再現性がない、そう結論するんだよ。ダメならやりなおせばいいや、と思ってやると、いつまでも結論が出ないよ。それこそ無駄なことであって、実験の結果、前に進むためにこそ、完全な準備が重要なんだよ。」

これは当時のうちの技術者の方には衝撃的だったようです。ある方は「がつーん、と、頭を殴られた気がしました。」と、おっしゃってました。自分達がこれまで、どれだけユルい気持ちで技術開発活動にのぞんていたか、甘えがあったか、を、思い知った、と。

この教授は真のプロフェッショナルだなあ、と、思いました。後で誰かが「条件おかしかったんじゃないの?」というようなことを言っても、この教授は「条件には間違いありません。結論は、「再現性が無い」ということです。」と、言い切れるんでしょうね。これを言い切る自信が無い、あるいは、言い切りたくなければ、いつまでも、うにょうにょうにょうにょ、ちまちま条件変えながらやっちゃって、いつまでたっても結論が出ない、ということになるんでしょう。当時、ご協力いただいた技術者の方は「大体特許侵害裁判対応に時間とられるなんて、いいこと何も無いよ、と、思ってましたけど、非常にいい経験をさせてもらいました。目が覚めました。」と、おっしゃってくださいました。こんな風におっしゃってくださるケースは裁判担当者としてはあまり無いので(笑)、私もうれしかったですねー。

そういえば、私のコンサル時代の恩師に当たる方が、真のプロとは、「ゴルゴ13」だ!と、いうことを良くおっしゃってました。これも通じるものがあるなあ。。。。
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by suziefjp | 2009-03-07 01:52 | 知的財産権 | Comments(0)
まだまだシカゴは寒い日が続きます。今朝もテレビで「今週はこの後暖かくなりますが、まだまだwarm winter coatは必要です」と、言ってました。大体、みんなそろそろ大丈夫かな~~、と思いながら冬の厚いコートをクリーニングに出すのが4月末くらいでしょうか。

今日はあらためて機密保持を考える、をテーマにしてみました。私がXX年前、ペーペーで企業法務に配属された頃、最初の仕事が機密保持契約と、特許使用料(ロヤルティ)管理でした。なつかしいなあ。機密保持は、それほど複雑ではないけれど、事業にはとても重要でかつ、契約の書き方とか、ポイントを抑えるには一番良い教材なのかもしれません。先日、お目にかかった日本の中小企業の方も「機密保持契約でヒドイ目にあったことがあります」とおっしゃってました。

機密保持契約は英語ではNon Disclosure Agreement としてNDAと呼ばれたり、Confidentiality Disclosure Agreementで、CDAと呼ばれたりしています。どんな条項にすればいいか、は、自分が機密情報を開示する側なのか、あるいは受領する側なのか、で、かなり変わります(と、いうか、真逆に考えていけばいいわけです)。

機密情報を受領する側にとってのチェックポイントは以下かなー、と思います:
-そもそも本当に機密情報なのか?契約ナシで受領できないか?
-機密情報には「機密」というハンコやラベルがつけられて明確に公知情報と明確できるようになっているか。口頭で開示される際には、開示の際に「これは機密です」と明示した上で、開示後一定期間の間に書面で内容の確認が行われるようになっているか
-機密保持期間は明確か
-相手から「機密」として開示されたものでも、自分が知っていたものは「機密」から除外できるような除外条項は入っているか

最低、これくらいチェックしておけば、ものすごい大問題がおきる、ということは無いように思います。(もちろん他にも気をつけたいことはたくさんありますが、キリがないしー。)

私が法務だったころ、一番びっくりした機密保持は、あるソフトウェア会社がΒ版のリリースに当たって説明会をします、というのを技術者の皆さんに発信したのですが、その説明会への申込書自体がさりげなく機密保持契約になっていたケースでしょうか。この会社はこういう契約とかで結構やることが、えげつない会社でしたが、うーむ、ここまでくると、ほとんど「ひっかけ」として楽しんでやっているのだろうか、と、すら思えます。

機密保持は結構他社の企業法務経験者に聞いても、どこも新人さんに積極的にやってもらっているケースが多いようです。機密保持契約の影響を考えると、これって、おもしろい傾向だなー、と、思います。たかが機密保持契約、されど機密保持契約。この契約をナメてはいけません。皆様、くれぐれもご注意を。
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by suziefjp | 2009-03-05 09:31 | 知的財産権 | Comments(0)

知的財産権のお話を中心に、たべもののこと、アメリカのこと、いろいろお話ししていきますね♪


by suziefjp