スーパー実務家の特許庁長官が誕生か!!
いやー・・・・。ヤル気の差を見た感じ。日本では特許庁長官はずーーーと経産省の方がつとめておられますが、それが悪いってんじゃないですよ??実際、素晴らしい長官だった方もたくさんおられますし。ただね、これだけの世界的不況の中で、審査バックログを減らし、特許制度を現代化し、特許法の改正に取り組み、そしてグローバル市場で知財で勝つ、ということをやるために投入する人材、としてすでにこの指名の意向は米国内の各方面からすごい歓迎されてます。
IBMといえば毎年多数の特許を取得、ライセンスで巨額を稼ぎ、そして棚卸活動も大胆に実施し、、、と知財の世界では絶対ベンチマークされる企業ですよね。そこの知財トップがUSPTO長官ですよ!!すーーーごーーーいーーーー。本気度というか、やるときはやるで!というのがこのアメリカの強さでしょうか。日本大好きな私としては、こういうのを見るたびに、「どうする、ニッポン!」と考えてしまいます。日本を見たときに、問題は二つでしょう。一つは「それは前例がない」ということでそもそも実務家を候補として検討することはありえない、ということと、もう一つは指名されたほうがこの巨大な責任を受けるかどうか。うーん、、、両方ともダメっぽい気がする(涙)。
Kappos氏自身エンジニアであり特許弁護士。彼がプレッシャーに負けずに手腕を発揮してくれれば、日本にもきっと良い影響を及ぼしてくれるのではないでしょうか。「やばい、オレたちも本気でやらないと!」みたいな。まあ、またしても黒船戦略。黒船が来ないと日本が変わらないのも寂しいことですけど、まあ、結果オーライならいいかな。
いやー、どうなるかほんとに楽しみです!!